ベンダ・ビリリ
先月観た「ソウル・パワー」に続き、ブラックミュージックなドキュメント「ベンダ・ビリリ!」の試写に行った。
http://bendabilili.jp/movie.html
すげー面白かった。
アフリカの路上生活者で身体障害者たちのバンド「ベンダ・ビリリ」。
彼らがヨーロッパツアーに行くまでの5年間のドキュメント。
いや、卵が先か鶏が先か、な話に近いですが、監督がこの映画を撮らなかったらヨーロッパツアーはなかったし、途中から物語の中心になる「空き缶(!)をくり抜いて自分で作った一弦(!)ギターを使う天才少年ロジェ」もこのバンドに参加しなかった、という事実。
つまり原一男が「ゆきゆきて、神軍」を撮らなかったら、奥崎謙三は発砲して刑務所に入らなかった、のに近い。
ドキュメントってホント良い意味でも悪い意味でも人の人生変えちゃうから面白く、そして恐い。
13歳のロジェが行方不明になり、1年後再び姿を現すシーンが最高。
今年観た映画の中で一番印象に残った瞬間かもしれない。
映画の予告まだないみたいなんでこれ。
ちなみに「ソウル・パワー」も最高です。
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