構築日記 blog

チンポム→ジャン・ヤン→LINE→SF

genre
Fragment
date
10.09.13. 05:33

先日の上映イベント「SF」来ていただいた方、ありがとうございました。
おかげさまで大盛況でした。
4年経ってもこうやってたくさんの人に観ていただき、その前で話ができるというのは幸せだなぁ(雄三)とつくづく思いました。
一緒に上映させてもらった卜部監督他「scope」組の皆さんありがとうございました!

当日朝から仕事で、しかも自分の確認ミスでもう一本別の仕事も入っていて、元彌ばりのダブルブッキング(古い!)をなんとか調整して,綱渡りでこなし、そのままアップリンクにギリギリ入りました。
おまけに前日まったく一睡もしていなかったので、けっこうキマった状態でのトークだったので、なかなかヤバい感じが面白かったのでは、と思います。


その前日の9日、知り合いの舞台演出家から「今やってる、チンポムの展示みた?観たらいいよ。清澄白河の無人島プロダクションで11日まで」とだけの簡単なメールをもらい恥ずかしながらチンポムがなにかも知らなかったんだけど、時間もあったし無人島プロダクションの場所以外あえてなんにも調べずふらっとひとりで行きました。
清澄白河は初めてで良い感じの下町。
気持ちもよかったので、少し散歩した。
なんか平日の昼間フラフラ歩きながらビール片手に下町詮索している35歳の自分はロクでもないけど、これはこれで悪くないと自己弁護しつつ無人島プロダクション到着。
http://www.mujin-to.com/index_j.htm
入り口から入るとお化け屋敷のように真っ暗闇でなにも見えないので、一回でて出口から入ったらおねーさんがでてきて「入り口からお願いします」と言われたので「いや,真っ暗でなにも見えないんです」と言ったら「そういう主旨なんです」と。
ちょっと不安気な顔していたらしく、それを見たおねーさんが「暗いの苦手ですか?私,一緒に行きますか?」と言われたので「い、いや、大丈夫です!」とスタスタ暗闇に戻って,一回コケてやっと入れた(暗いのは入り口だけ)。
こういう展示って文章で説明するのもヤボなので、ざっくり言うと「ハジ君」と言う視覚障害者の若者をモチーフにチンポムという現代アートのチームが作品をいくつか制作したものがこの企画。
で、チンポムは「原爆ドーム上空ピカッ」問題で知っていたことを思い出した。
http://www.webdice.jp/dice/detail/1103/

展示自体は小規模だけどなかなか面白かった。
映像作品の予告もあって、最近のアートなちょっと笑えるドキュメンタリーだった。
後で調べたらガンダーラ映画祭にも参加してるみたいで、つまりそっちの方向な作品です(説明が雑ですみません)。

せっかく清澄白河来たので,近くの「江戸資料館」に行き(意外とあんま面白くなかった)、その後無人島プロダクションのおねーさんに勧められた「いくつかギャラリーが入ってる町工場みたいな古いビル」に行く。
マジでこんな所になんかあるのか、と不安を抱えつつおそらくこのビルか?と思う所に到着。よく見るとNYチェルシー近辺のギャラリーが密集したビルに雰囲気が近くてちょっとワクワクした。
で、確かにそのビルだった。
http://www.surfcom.jp/eveve/fukagawa/fukagawa04.html
そのギャラリーの内のひとつでジャン・ヤン監督の「忘却と記憶についての短い物語」という短編実験映画を観る。
なかなか面白かったが意味がよくわからなかったので続けて2回観た。

その後、渋谷に移動しアップリンクに打ち合わせに行ったら、バッタリ「今、僕は」の竹馬監督と会う。その直前にある用件のメールをもらっていたので、なんかタイムリー。ついでに竹馬君も交えて打ち合わせしていたら,その横で今アップリンクで公開中の話題の2作「アヒルの子」「LINE」のチームの方々が打ち合わせしていて、挨拶させてもらう。
その2作の配給のO氏は2年くらい前に「Fragment」×「バックドロップクルディスタン」(O氏配給作品)のイベントでご一緒させてもらったことがあったが、なぜか野球の話をした記憶しかない(僕が阪神ファンでO氏が広島)。
この再会した時も「新井まで取ってスミマセン」が僕のひと言目だった。
せっかくなのでそのまま「LINE」を観させてもらい、終わった後ずうずうしく打ち上げにまで参加させていただいた。

「LINE」
http://line.2u2n.jp/
監督である小谷忠典さん(←イケメン!)が主人公なのだが、その行動と心の動きを追っていて、それはほとんど説明もなく急に飛ぶ。そのそれぞれの記号を観客が見つけて繋げて行くとひとつのLINEになる、というのが面白い。
あとやっぱセルフドキュメントの場合、監督がイケメンとか美人じゃないと画が持たない、もしくはなりたたないんじゃないかとか考えてしまった。
いや、セルフドキュメントは本人に無自覚でもどこかナルシズムの要素がなければ撮れないと思うので、それを観客に納得させるのはそういうことなのかなぁと(まぁこれはいち映画ファンの僕の勝手な意見ですが)。
まだしばらくやっているのでご興味ある方は是非!

終電ギリギリまで打ち上げに参加して、そのまま家に帰ったら別件仕事の編集修正がいきなり来ていた。
マジか。。
しょうがないので徹夜で作業。
で、冒頭に戻ります。

なかなかハードな2日間でした。

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