アカデミー賞の裏にて
USCにて「Fragment」上映。
出来たばかりの立派すぎる映画館。
これはありえない。マジで。
まったく光栄です。
忘れていたけど、アカデミー賞授賞式とモロかぶりの上映時間だった。
一年に一度の国民的行事なんでこりゃさすがにあんまり人こねーんじゃねーか、と思っていたらほぼ満員!
去年一緒に仕事していたロスの友達たちも駆けつけてくれて嬉しかったな。
ありがたや。
というワケでアカデミー賞、野次馬で参加しようと思っていましたが、あえなく断念(祝!「おくりびと」「つみきのいえ」)。
上映直前、映画館の前でポスターを見ている女性がいたので、
「おばちゃん、これオレの映画なんだ。観て行ってよ!」
ってな感じで声かけたら、
「ごめんね。面白そうなんだけどこの後用事があって。よかったらサンプル送ってくれる?」
といって名刺をくれた。
20世紀フォックスのロゴがついているヤツだった。
マジか!
で、上映開始。
狙って作ったんだけど日本じゃまったく受けなかったシーンで爆笑がおきる。やっぱツボってわかんねーなーと実感。
ラストの問題のシーンはやっぱ息をのんだ。
上映終了後の挨拶。
「アカデミー賞授賞式を見ずこっちにいらっしゃったあなた方はお目が高い」
というアメリカンジョーク的なことを言おうとしたらなんかグダグダに。。
とっておきの中川元財務大臣のG7会見のモノマネで挽回しようと思ったけど、大ヤケドする可能性が大なのでやめておいた。
上映後のトークイベント、Q&Aはかなりエキサイティングした。
やっぱテーマがテーマだけに。
本場アメリカでの反応は予想以上に面白かった。
「9.11」に反応したまったく関係ないと思われる日本人のちょっとした衝動から制作した映画だけど、ちゃんと受け入れてくれて良かった。
正直、叩かれる覚悟だったので。
誰にも媚びずに作って良かったな、と思った。
宗教学、映画学の高名な教授も来ていて、僕が考えていたことを理解した上で深く捉えた持論をそれぞれかなり長く展開してくれて感動した。
無学なので大学教授にそこまで言われると単純に嬉しい(権威に弱いザ・ニッポンジン)。
とにかく1時間のイベントは、頭を使いすぎて知恵熱でクラクラしちゃうくらいエキサイトしました。
あ〜疲れた!
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