アーティストは特別なのか？

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雑記

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09.04.21. 19:24

＜エレカシ宮本ラジオ生放送中にマジギレ~1＞
http://www.youtube.com/watch?v=aKr0mCOXZ1I

この放送を聞いていろいろ考えた。
ちょっと近いことが自分の身近でも最近あったし。

あと僕は作品を作っている側でもありながら、インタビューなんかもよくするのでどっちの立場からも見える。

宮本氏の気持ちはものすごく分かる。
レベルの違いさえあれ、本気で自分の作品を生み出す作業は本当につらく身を削る思いだ。
不用意な言葉で片付けてほしくはない（とはいえ一度作品を世に出すとそれはもう何を言われても仕方のないことと覚悟はしている）。

このパーソナリティの女性もそこまで悪いとは思わない。
彼女は彼女なりの仕事をしているだけだ。
ただ褒めるのが下手で、自分のトークに酔っているようにも見える。
その後の対処の仕方も失敗している。
以下山田ズーニー氏が納得のことを書いている。
http://www.1101.com/essay/2009-01-14.html

これがただの会話ではなく、評論家との対話でもなく、ラジオの生番組においてのプロモーション活動の一環というのも大きいポイントだ。


ネットでの意見はまっ二つで、
「４２歳にもなって常識ないのか。宮本はガキ」
か、
「アーティストに対してパーソナリティの女性が失礼すぎる」

基本的にアーティストとは自分が大好きな人たちだ。
だから自分の内面を吐露した自作に対しての他者からの表現に敏感だ。
そこでトラブルが起きたりするのは当然なのかもしれない。

しかし、そこで「アーティスト」である自分に甘えちゃってるバカがいるのも事実です。

僕はモノ作っていますが、基本的にいわゆる「アーティスト」でもなんでもなく単純にただの映像制作者としてモノゴトを客観的に捉えるという意識でいるので、自分で言うのもなんなんですが、良くも悪くも普通すぎる感覚を持った人間です（あくまで自分の意識では、ってことですが）。
まぁアーティストの定義なんて曖昧で自意識、客観的視点の判断なんですが。


上記のネットの意見の通り極端にわけると「アーティストは繊細で一般常識にとらわれないのが魅力」という肯定的な見方と「アーティストっていうだけで常識がなくても良いと思っているバカ」という否定的な見方があると思います。
ここでいう｢常識」とは作品のことではなく（常識を逸脱しないとアートじゃないでしょ）あくまでアーティストのパーソナルな部分のことです。


僕は単純に常識がないアーティスト気取りのバカが本当に嫌いです。
でも天才は許せる（天才の基準は自分の尺度ですが）。


以前マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー観ました。
インタビュアーがマイケルに、
「あなたは、自分の子供じゃない少年たちと一緒のベッドで寝ているらしいじゃないですか。４５歳の普通の男がそんなことしますか？」
と追求していたのを観て、
いやいや（少年とベッドで寝る寝ないの問題とは別に）普通の４５歳の男と「マイケル・ジャクソン」を同じカテゴリーで括っちゃえないでしょ！と思いました。


ともあれ、すでに大御所の域にあるエレカシ宮本氏がここまで純粋に作品に対して情熱を持っているのが知れただけでも良かったな、と思います。


これに納得
↓
■怒ったエレカシ宮本に何と言えば良かったか？
http://www.j-cast.com/kaisha/2009/04/20039784.html

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