『INNERVISION インナーヴィジョン』公開!!
ついに今週土曜日4日から公開します。
『INNERVISION インナーヴィジョン』
5月4日(土)から渋谷アップリンクにて。
「生まれついての視覚障害者はSFアクション映画を作れるか?」といったテーマで描いた作品です。
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/8295
思えば『Fragment』以来7年ぶりの単独公開です。
感慨深い!笑
是非、まず予告編を観ていただければ!
公開期間中は、連日多彩なゲストをお招きし、上映後トークイベントを予定しております。
僕も毎日、劇場にいる予定です。
是非ご来場いただければ、嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。
佐々木誠
新作
新作『INNERVISION 』が公開決定いたしました。
5月4日(土)より渋谷アップリンクにて。
思えば単独では『Fragment』以来7年ぶり、オムニバス『裸over8』からは6年ぶりのロードショーです。
なんだか感慨深いものです。
今までの自分の映画に比べると、一番わかりやすく優しい映画だと思います。w
以下の予告編でチェックしてみてください!
是非劇場に観にきてくださいね!
今年のベスト
先日の「アレアレシネマトーク」アーカイブ。
今年最後のアレアレのテーマは今年のベスト、でした。
というわけで、ちょっと早い今年の個人的ベスト10。
劇場で観終わった瞬間の満足感を思い出しその度合いで選定しました。
5位以内に3D映画が3本。6位以降が日本映画と韓国映画のみ。全体的にドキュメンタリー映画が3本。アニメが1本。
人からみたらどう思うかわかりませんが、ジャンルバラバラだけどツボが一貫してるなぁと我ながら思います。
1 ニーチェの馬(タル・ベーラ)
2 世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶(ヴェルナー・ヘルツォーク)
3 ライク・サムワン・イン・ラブ(アッバス・キアロスタミ)
4 Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(ヴィム・ベンダース)
5 プロメテウス(リドリー・スコット)
6 苦役列車(山下敦弘)
7 この空の花 長岡花火物語(大林宣彦)
8 おおかみこどもの雨と雪(細田守)
9 哀しき獣 (ナ・ホンジン)
10 ドコニモイケナイ(島田隆一)
http://www.ustream.tv/recorded/27796446
新作
新作『INNERVISION』編集中。
生まれつき目が見えない男がSFアクション映画を作れるか?
というドキュメンタリーを撮る映画オタクの晴眼者。
についての映画です。
視覚障害者版リアル『最強のふたり』的な!?ww
まぁいつものマイノリティを屈折して(笑)描いた需要があまりないアレです。
目が見えなかったら映像作れるのか?という映像屋なら誰でも一度くらい考えたことあることをやってみました。
詳細はまた!
『マコ☆マコ☆シネマトーク』
「20年後、お前、和田誠とロバート・ハリスと一緒にイベントやるよ。マジで!!」
と『お楽しみはこれからだ』を読み、毎日J-WAVEを聴いていた高校時代の自分に教えてあげたい、まさかのイベントやります!
9月14日 (金)19時開場
サラヴァ東京!
和田誠×佐々木誠
&ロバート・ハリス
『マコ☆マコ☆シネマトーク』
以下HPにて詳細!
↓
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20120914.php
日本を代表するイラストレイターであり、映画史に残る傑作『麻雀放浪記』『快盗ルビィ』などの映画監督でもある和田誠。
また映画の名台詞を中心に映画への愛を綴ったエッセイ本『お楽しみはこれからだ』シリーズは多くの映画ファンに愛されている。
学生時代、和田氏の映画、エッセイ本などに影響を受けた映像ディレクター佐々木誠が様々な伝説を持つ和田誠に多角的に迫る今までになかったトークイベント。
さらに佐々木と映画トーク番組「アレアレシネマトーク」で長年共演している作家でDJのロバート・ハリスも特別出演。
独特のスタイリッシュな視点で映画を切り取るハリス氏と和田誠氏の共演は必見!!
「あの作品」を観ながら和田監督の直接解説など、内容はもうこの一夜にしかできない貴重なことをドーンとやっちゃいます。
テレビやラジオ、ユーストリーム放送では流せない、まさに生の『トークイベント』な内容です!!
しかもそのまま交流会!
終電まで(さらに始発まで?)、和田誠さん、ロバート・ハリスさんたちと共に飲み語らいましょう!!
1ドリンク付きで2300円(予約)ポッキリ!
断然お得な予約は以下のサラヴァ東京まで!
TEL/FAX 03-6427-8886
contact@saravah.jp
みんな来てね〜!!
最近観に行った映画の一部の短い感想
『アーティスト』
非常に良くできている映画でした。
突っ込みどころもあるけど、その辺も当時のサイレント映画を再現してるのかな、と思わせる完成度。
http://artist.gaga.ne.jp/
『ニーチェの馬』
やっと観た。
最高すぎです。
タル・ベーラ、これが最後の作品って言いたくなるよな、これは。
http://bitters.co.jp/uma/
『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』
『戦場からの脱出』あたりからもはや何でもアリ度が振り切れてるヘルツォークの新作、まさかの3Dにして洞窟壁画のドキュメント。
入り口でゴールデン街の映画バーのマスターとばったり会って(今日これで4本目でその内3本が3Dで『ピナ』最高だったな!!と仰ってました)、
席に着くと隣の席がまた別の友人でまたばったり。
みんな考えることは一緒だな。
当然すげー面白かった。
質問の仕方がさすが。
ヘルツォーク好きとしてもニヤリとする瞬間あり。
前日に観た『ヒューゴ』の最新最高の3D映像が素晴らしすぎたので、3Dの荒さが気になったけど、それでもその意義は伝わった。
http://www.hekiga3d.com/
『戦火の馬』
スピルバーグ初の第一次世界大戦ものということで戦闘シーンの期待で観に行った。その辺さすがに気合い入っていたな。
スピルバーグ作品、個人的には『宇宙戦争』がベストなんだけど、構成的にちょっとその雰囲気に近い。
あと馬が主人公という無茶な展開が無茶じゃない所がすごい。
物語はかなりベタな感動モノなんだけど、もう最後は超号泣。
最近ちょっと感動するとすぐ泣く。歳だな。。
http://www.youtube.com/watch?v=Divdgb7RL58&feature=relmfu
『SHAME -シェイム-』
この世界を切り取るって、映画ってまだまだ描かれてないものがたくさんあるんだなー、と。ウィンターボトムとかソダーバーグな方向性だけど、撮り方が生々しくないところが面白かった。役者の演技一本で勝負してる気がする。
スティーブ・マックィーンというあり得ない本名のこの新人監督の次回作が楽しみ(名前変えないところに気概を感じる)。
http://shame.gaga.ne.jp/
ヴェンダースが3Dで撮った『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』
わりと先に観ていたまわりの評判がイマイチだったので、どーかなーとは思っていたが、すげー面白かった。
以前、いくつかのコンテンポラリーダンスの映像を制作していたことがあるからかもしれないが、いちいちたまらなかった。こういったジャンルの映像作品としては究極なんじゃないかと思う。
ドキュメンタリーとか「映画」って感覚で観るとキツい。
ここ20年、ヴェンダースで本当に良かったのは長編劇映画以外ばっかだなぁ。
http://pina.gaga.ne.jp/
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
中盤までなんかバランス悪い映画だなぁと思っていた。
後半から一気にそのバランスの悪さが全て計算だったことを思い知らされる。
まんまと号泣。
http://www.youtube.com/watch?v=Tf4Xr_doJ24
「木村栄文 レトロスペクティブ」!
『記者ありき 六鼓・菊竹淳』
福岡日日新聞、伝説の記者「六鼓・菊竹淳」を五.一五事件を軸に掘り下げて行くのだが、まさかの三国連太郎主演!!
ドキュメントのアテンドなのか、再現ドラマの主演なのか、その両方なのか、三国のあつかいがすべてが曖昧な木村演出。
それに真摯についていく三国!
『むかし男ありけり』
高倉健さんが檀一雄の生き様を追うという異色のドキュメント。構築する男、追う男、追憶される男。木村栄文×高倉健×檀一雄というカッコ良すぎる男たちにシビれまくった。
こんな作品観たことない。
最高。
http://a-shibuya.jp/archives/2491
neo junction
なんだかブログ随分空いてしまった。
この間、いろいろありました。
先日開催した『Fragment』×『大津波のあとに』『槌音』
ありがたいことに満員御礼でした。
来ていただいた方ありがとうございました。
また来ていただいたのに入場できなかった方、申し訳ありませんでした。
またやらせていただければ、と考えています。
以下記事に取り上げていただきました。
http://www.tokyo-fashion.net/content/Article/JPentertainment/3569.shtml
1ヶ月くらい前に、仕事帰り撮影現場から近かったので前から行きたかった友人ののぎすみこさんの展示会にふらっと遊びにいった。
そこで、映像作家の大木裕之さんを紹介してもらった。
お会いするのは初めてだが、作品はもちろん学生のときから観ている。
衝撃的な作品ばかりで、当時度肝を抜かれた。
「今日、この後、別の場所で僕の未公開作品の上映会あるけど君来る?」
と誘われた。
初対面だが昔から観ていた作家の方からの誘いを断るようなヤボなことはしないオレです。その後の遊びの予定をキャンセルして大木さんと一緒に電車に乗ってneoneo坐に行った。
そこに山崎幹夫さんがいた。もちろん学生時代よく作品観させていただいてこっちは勝手に知っている。
上映会自体は告知も少なかったようでお客さんもあまりいなかったが、終わったあとその場にいた数人みんなで飯を食った。で、初対面の人しかいない中で「オレの映画はほとんど誰も観てないですが面白いですよ」と恥ずかし気もなく言ったら、じゃあこのメンツで上映会しようという話になって、イベントやることになりました。出会って約3時間。大木さんの忘れ物をバイクで届けに来たのぎさんもその場で巻き込んで。
12月20日(火)19時
neoneo坐
大木裕之が開催する“neo junction”。
http://www.neoneoza.com/program/neo_junction.html
いや、特に第2部、こりゃかなり豪華ですよ。そんな感じで決まったイベントにしては。
一番良かった90年代のイメージフォーラムフェスティバル行ってた人にはたまらないと思う。
この中でまったく違うカテゴリーの自分が上映させていただくっていうのが客観的に面白い。
酒飲みながらわいわい観るって感じのゆるいイベントでしかも上映作品がヤバ過ぎる(おそらく僕のが良くも悪くも一番ポップです)のですがご興味ある方は是非。
まぁ映像観ながら忘年会する感覚です。おそらく。
予約通し券がお得!!
ちなみにご飯はすごく美味しいです!
http://www.neoneoza.com/program/neo_junction.html
いろいろガツンとやったります
来週怒濤のイベントラッシュ。
しかもその間、ドキュメント仕事2本作らなくては行けない。
どーなっちゃうの??
というわけでみんな来てね ♡
↓
・3月9日(水)
青山「VELOURS」にて行われる『FILM MAKERS!!!』。
「チャットモンチー」などのPV作品で知られる宇野心平さん、エヴァンゲリオンのREMIX映像などで知られるVJ・TOOWA2さんと一緒に映像作品×DJ×VJなイベントになります。
僕は『マイノリティとセックスに関する2、3の事例』上映&久々に自分でもVJします。
受付で「佐々木の友達」でゲスト1000円(1ドリンクオーダー)になりますのでお気軽に遊びにきてください!
20時スタート。
http://www.velours.jp/party/?m=20110309
※つぶやきでも書いたんだけど。なんか海外でやってるとかいう女性映画プロデューサーとかいうのが急に参加することになり
「自分らはレベルが違うので君たちの映像を霞ませちゃうから申し訳ないですが」
と僕らのものを観ないで言ってきたので、正直いますげー楽しみなんです。
いやーマジで「海外でやってる」ってことでカンチガイしちゃうバカがたまにいますが、まさにその典型です。
日本人のクセしてガイジンに同化して日本人をナメてるバカ。
当日100%恥かかせて潰すんでお楽しみに!!
・3月10日(木)
渋谷アップリンクにて『キリトル』×『Fragment』。
早いもので『Fragment』が公開されて5年。
ありがたいことにいまだに上映させていただいています。
今回は田中情監督『シンクロニシティ』公開記念イベント第1弾としてやらせていただきます。
トークゲストに作家・狗飼恭子さんをお招きします。
19時開場/19時半開演
1600円(1ドリンク)
http://tyo-m.jp/archives/7052
・3月12日(土)
「SARAVAH東京」にてショートフィルム映画祭の審査員やります。
映像作品を出していただいても遊びにきていただいても楽しいと思いますので是非。
19時スタート。
Adv. 1800円(+1drink order) Door. 2300円(+1drink order)
http://www.saravah.jp/tokyo/schedule/log/20110312.php
日常
なんかtwitterばっかやって日記全然更新していない。
と言いつつ良かったらフォローよろしくお願いします。
http://twitter.com/mktsasaki
ここ数日のまとめ。
自分のどうでもいい日常をさらすのもアレですが、まぁたまには。
・仕事ですげー久々に上石神井に降りる。高校生のとき付き合ってた年上の彼女が上石神井にひとり暮らししていたので当時よく通った(もう17年も前だ!)。
高校の公衆電話から授業の合間によく電話していて友達に「シャクジー、シャクジー」とからかわれたり、いろいろ思い出してメランコリック。
その彼女と数年前にばったり電車で再会して、その後年賀状のやり取りだけしているけど、2年おきに子供が増えている。
・仕事の後、高田馬場の駅前で福島拓哉さんと待ち合わせる。
この駅前で上記の彼女と別れたこと(15年前!)や○○本系○○社の男3人にいちゃもんつけられ壮絶な殴り合いの喧嘩したこと(10年前!)を思い出してまたもメランコリック。
すげー若かった。
去年の東京国際映画祭で上映され話題を呼んだ福島さん監督「アワ・ブリーフ・エタニティ」が10月公開。
http://www.p-kraft.com/obe/
そのチラシを受け取り、3年ぶりくらいに行ったnicoで飲む(マスターが覚えていてくれて嬉しかった)。
ということで「アワ・ブリーフ・エタニティ」、また近々情報載せるので是非観ていただきたい!
とてもメランコリックな映画です(ってここに繋がる!)。
・次の日仕事後の夕方、「国道20号線」の脚本家であり撮影も担当した相澤虎之助さんにバイクを修理してもらう。
バイクにかなり詳しいので先日相談した所、じゃあ俺が見るよ、とさらっと言ってくれたのでずうずうしくお願いさせていただいた。
わざわざ部品を遠方まで行って手に入れてくれてたり、とにかく格好良い漢です。
新作「サウダーヂ」の話もいろいろ聞く。
もうすでにいろんなところで噂にはなっていた撮影最終日の「事件」について詳しく教えてもらう←おそらく伝説決定。
公開がマジで楽しみです。
http://www.saudade-movie.com/
ガリガリ君食べながら、やっぱ80年代のウォルター・ヒルは最高ってこと、いまのところ今年N01は「バッド・ルーテナンド」ってことが一致して握手して別れた。
久々に乗るバイクは気持ちが良かった。
夏の夜は特に最高。
・バイクを家に置き、ゴールデン街に。
書籍編集者の尾形誠規さんと飲む。
尾形さんが執筆した「美談の男」を読み終わったばかりなので感想を述べさせてもらう。
「美談の男」はあの袴田事件の裁判官だった熊本典道さんの実像を焦点としたノンフィクション。
http://kumamoto.yoka-yoka.jp/e473614.html
普段,このジャンルはあまり読まないんだけどすげー面白かった。
原一男の「全身小説家」を観終わったときの感触に近い読後感だった。
なんだかんだで何軒かハシゴした後、最終的になぜかカラオケが歌えるバーに行き、そこのマスター含めて朝までおっさん3人(50代、40代、30代)のみでカラオケを歌うというかなりシュールな状況に。
これがすげー楽しかった。
おれ、ミッシェルガン、ジュリー、キャンディーズ、オザケン熱唱(かまってちゃんもマリーズもなかった・・)。
10時間くらい休みなくガンガン飲んでいたので(煙草やめてから酒増えた)もうベロンベロンでどうやって帰ったかあまり記憶がない。
・次の日、二日酔いのまま起きて、仕事を少しして前田弘二監督「婚前特急」初号試写を観に行く。
前田君は以前「裸over8」で一緒だったり、2人で特集上映やったりという付き合いで身近で最も才能を感じさせる人の一人。
吉高由里子、杏、加瀬亮、青木崇高、榎木孝明(浅見光彦!)、そして浜野謙太(サケロック!)という多彩すぎるキャスト。
宇野祥平、吉岡睦雄を始め、今までの前田組オールスターも出ている。
これだけですげーボリューム感。
このキャストすべてがまったく無駄なくそれぞれが緻密に活かされている。
すんげー面白かった。
声を上げて笑ってしまった。
ボリューム満載な物語なのに胃もたれがまったくしないのはテンポの良さだけではない。
このそれぞれ一癖あるキャラクターたちにいちいち共感しちゃうのだ。
傑作。
主演の吉高 由里子はほんと魅力的。
あんなにイイ感じで原チャリ乗りこなす子に悪い子はいない、って思わせるリアリティ。
ヘップバーンより良い!笑
公開は来年春の予定。
http://eiga.com/buzz/20100815/1/
ベストキッドとかいろいろ映画
・「ベストキッド」
http://www.bestkid.jp/
オリジナルの他の3作はどーでもいいが1作目にかなり思い入れがある世代としては、リメイクどーなの?って感じだったが、取りあえず行った。
単純に面白かった。
オリジナルの弱点、教える方も教わって闘う方も実際は素人なので格闘シーンにリアリティがない、というのを完全に克服している。
ウィル・スミスの息子は非常に才能があるし、ルックスが親父そっくりなんで10年後のNo.1黒人スターだろう(ロスでアクション監督している友達がこの前トレーニングスタジオで一緒だったらしく、礼儀も凄くちゃんとしていて天狗にもなっていないとのこと。そしてアクションはみんなが認めている)。
しかし、エンドロール観るともう完全にウィルの親バカ映画で、息子を売り出す大掛かりなプロモーションなのがハッキリしちゃってちょっと萎えた。
ジャッキー映画としてはここ数年で断トツ一番良い。
なによりもオリジナルのミヤギと同じ年のジャッキーがいつまでも若っぽい役ばっかやってるのはいままで無理があった。
いや、今回演技派なジャッキーが泣かせるのよ。
グッズ売り場にオリジナルでダニエルがしていたミヤギの手ぬぐいがあったので当然買った!
子供の頃の夢がひとつ叶った!
最近の映画グッズは我々世代のツボを押さえているのが多いなぁ。
・なんだかんだで長い期間上映でお世話になっているアップリンクの社長浅井さんの『告白』評。
http://www.webdice.jp/diary/detail/4616/
いや、同意見の人がもやもや思ってたことをくっきり文章化してくれている。
・「仁義なき戦い」シリーズを見直している。
すげー面白い。
完璧。
・「ウルトラミラクルラブストーリー」
横浜監督はめちゃめちゃ頭のいい人だな、と思った。
天然に見せかけて冷静に計算している。
それで失敗している映画はよくあるが,この映画は上手い。
頭が良いと思われたい人は褒めざるを得ない映画。
監督の前作「ジャーマン+雨」は、編集と美術やった人とたまたま知り合ってその場で前売り買わせてもらったんだけど、公開期間中ずっと仕事で海外にいたので観に行けず、なんとなくそのまま観ていなかった(使ってない前売りまだ持ってる)。
近々借りて観ようと思う。
新作
実に5年ぶりの長編映画(来年公開予定)を制作中なんですが、8日の『デルタ』トークイベントで編集中のほんの一部を流します。
というわけでお時間ある方は是非!
本編ではカットするシーンもあるかもしれませんのでお見逃しなく!?
http://intro.ne.jp/contents/2010/08/02_2201.html
8月8日(日)20時50分の回、上映後トークイベント。
渋谷アップリンクにて。
『デルタ』
http://www.uplink.co.jp/x/log/003608.php
トークイベントゲストで出ます。
8月8日(日)『デルタ』レイトショー(20時50分〜)、上映終了後トークイベントにゲストで出ます。
http://intro.ne.jp/contents/2010/08/02_2201.html
ご興味ある方は是非!!
3人の監督VS僕
の予定です!
僕の『デルタ』についての感想は以前のブログにて。
http://blog.fragment-movie.com/article/35831176.html
トミー・トランティーノの思い出
映画『デルタ』のトークイベントに8月8日(日)ゲスト出演する予定なんだけど、他の日の出演者に偶然、舞台演出家の平松れい子さんがいた。
懐かしい名前だった。
http://www.delta-movie.com/html/theater.html
いろいろ思い出して一気に書いたらすげー長くなった(twitter時代に逆行している!)
↓
平松さんとは7年前に一緒にアメリカを旅した。
ほぼ初対面のままニューヨークで合流し、フィラデルフィア〜ニュージャージーへ。
まだどの地域も雪が積もる2月頃だった。
彼女が監督・出演する『JOURNEY to LOCK THE LOCK』という画家で詩人のトミー・トランティーノについてのドキュメンタリー。
そのカメラマンが僕の仕事だった。
自分が演出しない作品の撮影はこの時はじめてで、面白そうだったから話が来てすぐに引き受けた。
スタッフは僕ら2人だけで、平松さんは出演もしているし映像作品は初めてということで僕の意見を尊重しほとんど任せてくれた。
トミーは殺人罪で約40年刑務所に入っていて、恩赦で出て来た元死刑囚だ。
入ってる間に絵を描き始め、その作品集に彼自身の詩を付けた書籍「 LOCK THE LOCK」が話題を呼び、日本でもアート界の一部で知られるようになった。
たまたま手にした「 LOCK THE LOCK」に感動した平松さんはわざわざアメリカの刑務所に出向きトミーと面会するなど交流を始める。
数年後トミーは出所しニュージャージーに住んだ。
出所後はじめてトミーに会いに平松さんが行く、それをドキュメンタリー作品にする、というのがその企画だった。
トミーはすでに60歳を超えていたが、刑務所に40年入っていたためまだ感覚はシャバにいた頃の少年時代で止まっているように僕には見えた。
わざわざ日本から自分に会いにやって来た若く美しい女性演出家の平松さんにトミーは(まさに)少年のようにはしゃいだ。
身長190センチの大男のトミーがはしゃぐとすごい迫力だった。
僕らはトミーの家で数日間一緒に過ごした。
トミーと平松さんは話すことが山のようにあり、僕はその様子も含め、撮るものがいくらでもあった。
トミーの膨大な作品は見ていても撮っていてもまったく飽きなかった。
全員ほとんど初対面のようなものだったが、僕らは気が合い疑似家族的な数日間だった。
トミーの住んでいた地域はかなり治安が悪くまるで「8マイル」みたいだった。
まだ若かった僕にはそのシュチュエーションは刺激的で、夜になるとわざわざ一人で危なそうな場所に汚い格好して出歩いたりした。
そういう場所からこっそり帰って来たところをトミーに見つかりマジで怒られた。
「悪いヤツに撃たれて殺されるかもしれないんだぞ!」
と殺人罪で服役していた元死刑囚に言われた。
最後の晩、3人だけでちょっとしたパーティをした。
僕はしこたま飲んでしまい酔っぱらってリビングのソファでいつのまにか寝てしまった。
なので2人が最後にどんな会話したのかは知らない。
真夜中に起きたら、つけっぱなしの砂嵐のテレビの光だけの薄暗い中、肩を震わせて泣くトミーの後ろ姿が見えた。
その光景があまりに「映画」だったのでこっそりカメラを出して撮影しようと思ったけどやめた。
1時間くらいそのままにしていた。
ほんの少し日が射して来た頃に僕は起きたふりをして、トミーに声をかけた。
雪の中一緒にベーグルを買いに行った。
わざわざ歩いて行ったわりにベーグルは不味かった。
別れ際、トミーから額に入った彼の絵をもらった。
「お礼に今度、東京遊びに来たらいろいろ連れて行くよ!」
と言ったら少し悲しそうな笑みを浮かべ、
「You are My No1 Son」と言ってハグしてくれた。
帰りの飛行機で平松さんから、恩赦で刑務所出たから法律でトミーはニュージャージーから外には一生出られないということを聞いた。
俺はホント無知で無責任なこと言うなぁと後悔した。
帰国後、平松さんとは何度も話し合い彼女の意図を十分理解しながら撮影していたのでまず僕に編集を任す、ということになった。
当時、僕は『Fragment』を撮影中で(『JOURNEY to LOCK THE LOCK』撮影の1ヶ月後、僕はグラウンドゼロのご祈祷シーンの為に再びNYへ行った)自分なりのドキュメントスタイルを何となく構築しつつあり、「JOURNEY to LOCK THE LOCK」は現場で感覚的に導かれ撮影しながら編集を想定していたので、その方向で組み上げて行った。
なかなかエッジが効いた作品ができたと思う。
が、そのできたものはプロデューサーや企画者の方たちが当初この題材で考えていた作品とはまるで違った。
というか、そんな方向を当初に想定していたことは全然知らなかった。
多くの人がひとつの作品に関わるとそれぞれの考えが錯綜してちゃんと伝わらないことが多々ある。
監督の平松さんも交えいろいろ話したが、結局その方向で行くことに。
当然だ。
この作品で僕は監督でもなければ企画立案者でもなく元々はただ依頼されて撮影しただけの立場なのだ。
というわけでその作品から僕は完全に離れ、他の人たちで最初から編集をし直し、最終的に僕が編集したものとはまったく違う作品が完成した。
同じ素材を使っても編集のイニシアチブを取る人によってまったく違う作品ができるということを学んだのはこの体験からだった。
自分がこうしようと思って撮ったカットが真逆の意味で使われているのを観るのは不思議な感じだったが、同時になるほど〜とも思った。
そういう意味で映画、映像ってほんと面白い。
僕が編集した最初のバージョンはそのまま上書き編集してしまった為に残っていない。
その時はあまり思わなかったけど、今考えれば残しておけば良かったな。
完成した「JOURNEY to LOCK THE LOCK」はネットで配信されたあと、今はなき下北の映画館で上映され、その後何度かアートスペースなどでも上映したようだ。
久々に観たくなった。
トミーにもらった絵はまだうちに飾ってある。
トミー・トランティーノ インタビュー
http://www.moment.gr.jp/3/special.html
帯谷有理、デルタ、トキ
先日、映画『デルタ』の先行イベントで帯谷有理さんの「サイケデリック・オルガン・パンダ」を観に行った。
「好きな映画監督は誰?」
と先輩に聞かれて、ウォルター・ヒルと答えるくらいハリウッドオンリーだった18歳の僕は、その先輩にまったく知らないヤバい映画がたくさんあることを3年かけて叩き込まれ、その後の人生をが大きく変わるくらいの影響を受けた。
そのうちの2本が帯谷さんが監督した「毛髪歌劇」と「手で触れることのできる窮屈」(略して「手でQ」)だ。
とにかくぶっ飛んだ。
ハリウッド映画とはまったく対極な作品なんだけど、僕の中では最高のエンターテイメント。
「スターウォーズ」と同時に「毛髪歌劇」も語れちゃう。
今どこで観れるかわからないけど、インディーズ映画好きな人は上映機会があれば是非チェックした方が良い思う。
「サイケデリック・オルガン・パンダ」は8年前に完成しているが、なぜか東京では上映していなかった。
撮影は(『デルタ』で監督している)与那覇くんで、出演者のクロードも昔から知ってる友達なんだが、正直、帯谷作品に参加していて羨ましなぁと思っていた。
いやーすげー面白かった。
まったく飽きないし、8年前の作品とは思えない鮮度がある映画だった。
こちらも次いつどこでやるかはまったくわからないけど、機会があれば是非観ていただきたい。
ものすごく計算されている普遍的なキ○ガイ映画です。
というわけで『デルタ』!
ついに今日からアップリンクにて公開しています!!
http://www.delta-movie.com/index.html
これもヤバい映画です。
僕の感想はこちらで。
http://blog.fragment-movie.com/article/35831176.html
あと8月8日(日)の20時50分の回上映終了後トークゲストで出ます。
詳細はまた。
もう一本。
三宅流監督「朱鷺島−創作能「トキ」の誕生」 も7月31日(土)よりポレポレ東中野にて公開します!
http://www.tokijima.com/
こちらも感想書いた以前のブログ。
http://blog.fragment-movie.com/article/38889980.html
古い友人たちの映画が続々公開。
めでたい!!
ハリウッドスターに会った
いつもお世話になってるJETLINKさんに誘われ「グッドフェローズ・パーティー」に行って来た。
ハリウッドスターがシークレットゲストで来ると聞いてたので、楽しみにしていた。
まさかのデニーロ!!
いやー感動しました。
パーティ詳細はJETLINKワタナベさんの日記で!
http://jetlink.livedoor.biz/archives/52162205.html
ベンダ・ビリリ
先月観た「ソウル・パワー」に続き、ブラックミュージックなドキュメント「ベンダ・ビリリ!」の試写に行った。
http://bendabilili.jp/movie.html
すげー面白かった。
アフリカの路上生活者で身体障害者たちのバンド「ベンダ・ビリリ」。
彼らがヨーロッパツアーに行くまでの5年間のドキュメント。
いや、卵が先か鶏が先か、な話に近いですが、監督がこの映画を撮らなかったらヨーロッパツアーはなかったし、途中から物語の中心になる「空き缶(!)をくり抜いて自分で作った一弦(!)ギターを使う天才少年ロジェ」もこのバンドに参加しなかった、という事実。
つまり原一男が「ゆきゆきて、神軍」を撮らなかったら、奥崎謙三は発砲して刑務所に入らなかった、のに近い。
ドキュメントってホント良い意味でも悪い意味でも人の人生変えちゃうから面白く、そして恐い。
13歳のロジェが行方不明になり、1年後再び姿を現すシーンが最高。
今年観た映画の中で一番印象に残った瞬間かもしれない。
映画の予告まだないみたいなんでこれ。
ちなみに「ソウル・パワー」も最高です。
ホテトル、ヤクザ、トキ
試写3本観に行った。
「ガールフレンド・エクスペリエンス」
http://www.tfc-movie.net/girlfriend/
初期の実験的な作品を彷彿とさせるソダーバーグ最新作。
アメリカNo1ポルノ女優主演。
NYの高級ホテトル嬢(?)の日常の断片コラージュ。
その生き方を通して不透明な現代を切り取る、っていう感じ。
フィクションとほんの少しのノンフィクション。
こういうの好き。
ウィンターボトムの「ナイン・ソングス」にちょっと近い、と思った。
「アウトレイジ」
http://office-kitano.co.jp/outrage/main.html
北野武最新作。
いや、ぶっちゃけ面白かった。
予告編観てまったく期待していなかっただけに。
前作の「アキレスと亀」はまだ観てなくてそれ以外はほとんど劇場で観ている。
僕はここ最近の「TAKESHIS`」も「監督・ばんざい」もかなり好きだったけど、一般的な評価・興行的には低かった。
というところでみんなが観たい(であろう)北野映画復活。
たけしの「こういうのが観たいんだろう、だから作ってやったよ」みたいな声が聞こえてきそう。
「ソナチネ」や「3-4X10月」のヤクザの世界観ともまた半歩違う、たけしの極道映画。
単純に(女子供を無視した)エンタテイメント映画です!!
「朱鷺島−創作能「トキ」の誕生」
http://www.tokijima.com/
監督の三宅流さんとは15年以上の付き合いだけど、数年前までそんなに親しくなかった。
元々、「映画」を否定した実験映像作品(かなりヤバくて面白い!そのほとんどが国内外で大きな評価をされている)を発表し続けていた三宅さんと、ハリウッド映画大好きで商業でしか映像を制作していなかった僕とでは重なるところがあまりなかった。
それが何の因果か数年前にお互いドキュメントという分野に行きつき重なった。
三宅さんの前作「面打/men-uchi」が異常に面白かった。
それまでの彼の実験映画を知っているだけに、その作風の変化もそうなんだけど、単純に自分が観たかった類いのドキュメント映画だったから驚いた。
若い面打師がひとつの能面を完成させ、それが舞によって命が吹き込まれるまでのドキュメント。
ほぼ能面を削っているだけの画が延々続く。
それがなんと全く飽きることなく面白いのだ!
ワンカットワンカット撮影も繋ぎも気合いが入ってるのが観てわかるし、息づかいまで聞こえてきそうな緊迫感だった。
これはイカした「記録映画」だなぁと思った。
今回、「朱鷺島」の試写を観る前に三宅さんから「『Fragment』と通じるところがあるかもしれません」と言われた。
観ていてなるほど、と何度か思った。
題材へのアプローチもそうだが、誤解を怖れず言うと、ああ、オレだったらこうやって撮るなとかこうやって繋ぐな、と思うところが4割くらい一緒だった(映像素材観てないから何とも言えないけど)。
あと、よく「被写体との距離が絶妙だ」というようなことを僕の映画を観た人に言われるんだけど、今回この作品を観てその意味が分かった。
結局ドキュメントは被写体と撮影者の距離感を映し出しているだけでしかないとすら思ってしまう。
観終わってやっぱり面白かったな〜と唸った。
題材についてしつこく食らいつくがそこまでガツガツしていなくて、わりと俯瞰な位置で捉えている。
「面打」もそうだが、ひとつの伝統文化を題材にして、その伝統から紡ぎ出され新しく生まれてくるモノがカタチになって行く様を余計なものを全て削ぎおとして記録していく。
その手法は、元々その文化が好きな人にもたまらないけど、まったく知らない人も飽きずに新しい世界へと誘う。
それは観ていてとても気持ちがいい体験だと思う。
伝統文化はその後も延々と続いて行く。
だから新しいモノが生まれる瞬間は美しい。
イルカの映画について&「35」
観ないことには判断も批判も無視すらできない。 http://www.excite.co.jp/News/society/20100604/20100605M40.090.html
あ、誕生日です。
さっき35歳になりました。
「リーサルウェポン3」(3ですよ、3!!)のメル・ギブソンと同じ年です。
ということは「マッドマックス」シリーズのマックスは全てかなり年下!!
ヤバいです。
昨夜は以前トークゲストで出た「scope」の打ち上げパーティに呼んでいただき、おまけに誕生日だということでずうずうしくプレゼントまでいただきました。
普段自分じゃ買わないラスタっぽいシャツと帽子。
嬉しかったのでその場で着てそのまま帰りました。
ということで「scope」。
大ヒットです。
ロングラン決定です。
7月2日までやってます。
是非!
http://www.film-scope.com/main.html
今から去年に引き続き「頂(いただき)日本平音楽祭」に行きます。
http://www.itadaki-bbb.com/
誰が出るとか全然チェックしてなかったんだけど、今はじめてサイトみたらなかなか良いメンツ。
楽しみだ〜!!
フランク・ブースのモノマネ
デニス・ホッパーが死んだ。
ジェームス・ディーンの後輩的な元祖アイドルポジションから始まり、反ハリウッドなインディーズ映画で一世を風靡した後ドラッグにやられ失速、マニアックな映画の怪演で食いつなぎ、いつの間にかハリウッドメジャー大作の悪役としての地位を確立。
この人の人生はアメリカ映画の光と闇、表と裏の歴史そのもの。
だから尊敬よりも愛された男だったと思う。
こんな人はもう出て来ないだろうなぁ。
僕が好きなのは「地獄の黙示録」の報道写真家、「ブルーベルベット」のフランク・ブース、そして「トゥルーロマンス」の親父。
フランク・ブースのモノマネをよく高校時代にやった。
木曜洋画劇場で放映された次の日とか。
友達はポカーンだったけど。
久々に今日観ます。
R.I.P
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20100530/CinemaToday_N0024688.html
ボーダー、ウィリアム害虫駆除野郎
・「鉄割アルバトロスケット」の中島くん(&中島弟)とデニーロ×パチーノの「ボーダー」を観に行った。
基本お互い映画は一人で観る派なのだが、中島くんとは15年前の初対面時に「ヒート」のデニーロとパチーノの攻防戦のモノマネ(僕がパチーノ。身長的に)で盛り上がった仲だけに、これはさすがに一緒に行くか!ということで。
いやー「ボーダー」、日本に来るのが2年も遅れ、しかも俺たちの2大スター共演なのにシネパトス公開という、信じられない待遇のためこりゃそうとう酷いだろう、と思っていったが、けっこう楽しめた。
だって、デニーロとパチーノが同じ画面に収まっているんだよ!!(「ヒート」の時は同画面共演はなし)
共演が、ブライアン・デネヒー、ジョン・レグイザモ、(おそらく弟マークよりギャラが安いから)ドニー・ウォルバーグ、(なぜか)50セントという泣かせる面々。
内容はまぁアレですが・・オタク的には満足できました。
ということで上映後、劇場にあったデニーロ×パチーノの等身大パネルでお互いを撮りあう30代半ばの二人でした。
・先日、その中島くんが鉄割の番外編とも言うべき二人芝居「ウィリアム害虫駆除野郎」に出演したので観に行った。
二人芝居の相手は前田弘二作品でおなじみの宇野祥平くんという縁がある舞台だったのだがこれがホントにすげー面白かった!!!
作・演出はもちろん戌井昭人さん。
僕は鉄割を初上演の長編「王将を撃て」から観てハマったのだが、戌井さんの待望の長い作品(通常最近の鉄割は短い作品を40本ほど上演するスタイル)でものすごく楽しみにしていたが期待を大きく上回る舞台だった。
タイトル通りバロウズなテイストに、「ブレードランナー」や「未来世紀ブラジル」、はたまた「ゴドーを待ちながら」まで彷彿とさせる世界観が繰り広げられ、それをシンプルな舞台装置、たった二人の会話劇で完全にオリジナルな観た事もない空間が静かに炸裂していた。
いやー凄いもん観たわ。
鉄割アルバトロスケット
http://www.tetsuwari.com/top/index
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